食鬼去る

暖かくなるにつれて、食欲が落ち着いてきました。冬場は食鬼が憑いてるんじゃないかというくらいだったんです。飯―お菓子―飯―お菓子―飯―お菓子―風呂―つまみ食い―寝る。無意識のうちに、飯の残りに、お菓子に手が伸びる。そう無意識なんです。無意識。何年か前に知り合いと、食べ放題の店に行ったのです。「テーブルに皿山積みにするぞ!」と。隣のテーブルにはでっかい外人2人。「サムライ魂見せつけたるぞ!」と。「あいつらより食う!」を合言葉に、いざ食べ始めたんですが、全然食べれない。我々ジャパンの負け、なんてことがありました。やっぱり食欲というのは意識的に昂ぶらせると駄目なんですね。たとえば、運動会がありました。 はい午前の部終わりました。お昼ご飯食べてお腹いっぱいになりました。はい午後の部始まりました。パン食い競争に出ました。一等賞になりました。この時のパンって、ゴールまでくわえていって、結局食べてしまってるでしょう?これって、意識がパンを食べることじゃなくて、競争に向いてるからなんでしょうかね?まぁ、極端な例え話ですが不思議ですね。何の話やったっけな?そうそう食鬼は去りました。自分が普通の食生活に戻ったという、ごくごく個人的な話です。